◎ツクバホクトオー
○タガノクリスエス
▲ダノンカモン
△プラチナメーン
△ドリームライナー
ダート戦負け知らず3連勝中のジョウノボヘミアンの出走を楽しみにしていたのだが…レース自体の面白味は薄れたが、逆に馬券的には難解さが増して別な意味での面白さが膨らんできた。現級勝ちのある3頭のハンデが実に解りやすいのだが、オープンで勝ち負けしているダノンカモンが58キロ、前走で現級を勝って降級のかたちとなるドリームライナーが57キロ、現級勝ちはあるものの近走平凡なピサノエミレーツが56キロ。この3頭の中で出走他馬と一番比較しやすいのがドリーム。前走の御陵S(57キロ1着)で対戦し、負かしたタガノクリスエスが55→53キロ、プラチナメーン57→55キロ、ノワールシチー57→53キロ。単純な机上の計算では、今回はドリームがタガノ、プラチナに先着を許すことになる。トップハンデのダノンも実績があるのは1600mまでであり絶対的な信頼はおけない。つまり、現級勝ちがあろうがなかろうがハンデ戦の理想が如く横一線なのだ。そんな中にあって微妙に背負わされている感があるのが、ツクバホクトオー。
2歳時にG3で2着してはいるものの、他の1600万入着級と同じ55キロでもよかったはずだ。逆に考えればハンデキャッパーはこの馬の力量を評価しているのだ。見た目よりも混戦であり、狙ってみる価値はある。
【馬連】流し (15)軸 (2)(3)(9)(14)
【3連単】2頭軸マルチ (2)(15)軸 (3)(9)(14)
◆STV杯(函館9R)
◎シルクアーネスト
○サイレントメロディ
△パッシングマーク
△マッキーバッハ
△リアルハヤテ
頭数が少なければ予想も簡単、というわけにいかないのが競馬。8頭立てながらなかなか難しい。しかも、トップハンデが54キロというハンデ戦自体が珍しい中、その54キロでの出走が8頭中5頭。一年に何度もないようなレースである。馬齢での斤量を考えると、評価されているのはサイレントメロディとシルクアーネストの3歳馬の2頭。ともに秋に向けて羽ばたきそうな素質馬であり甲乙つけがたい。小回りへの対応という点で、シルクが一歩リードか。馬券は、この2頭を軸に3連単で好配当を狙うのが妙味。
【3連単】フォーメーション (2)(3)→(2)(3)→(4)(6)(8)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。