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安室奈美恵が紅白出場、心を動かしたものとは

 NHKはまさに“してやったり”といったところだろう。19日、ほぼ可能性ゼロと思われていた安室奈美恵の紅白出場が実現することが発表された。安室は来年の9月に引退を表明しており、これがラストの紅白となる。

 NHKの発表によると、安室は紅組ではなく「特別企画枠」で出演するとのこと。現時点で曲目などの詳細は明らかになっておらず、同局のHPには「安室奈美恵さんが、日本中の皆さんへ、『夢』を贈る」とだけ綴られている。

「本来なら、少しずつ出場を匂わせタイミングを見て発表をしたいところですが、安室の紅白待望論が予想以上に聞かれたため、詳細よりもまずは発表となったようです。実際、それによって『何の歌を歌うのか』などネットはすでに盛り上がっており、視聴率も期待できそうですね」(音楽関係者)

 ライブに重きを置くようになってからは、これまで頑なにテレビに出演を拒んでいた安室。ギリギリのタイミングで出場を決めたのはなぜなのか。

「安室は11月のNHKのドキュメンタリー番組に出演し、その中で、紅白と共に歩んだ自身の人生を振り返り涙していました。番組視聴率は10%に届かず、高かった前評判ほどの結果は残せなかったのですが、話題性は十分。安室の元へも応援の声が直接届くようになり、テレビの影響力の大きさを改めて感じて、それならばと一肌脱いだようです」(前出・関係者)

 それに、安室の紅白出場を願っていたのは、一般人だけではない。多くの芸能人たちがメディアやSNSで“最後の”テレビ出演を懇願しており、そういった声も、少なからず彼女の決断の後押しとなっていたはずだ。

 ちなみに、安室ファンで知られるイモトアヤコは、レギュラー出演する「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のロケ中に安室の引退を知って大泣きをしていた。しかし、イモトは仕事で大みそかは海外にいるため、紅白は見られず。しかも、そのロケが「イッテQ!」というから残念でならない。

 テレビ離れが進んでいるとは言われるが、大みそかは久しぶりにテレビをつける人が多くなるだろう。

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