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ボクシング 1年ぶりに世界の舞台に戻ってくる坂田を独占直撃

 WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチットとの再戦に向けて本格始動した坂田健史(協栄)。昨年大みそかに悪夢のKO負けしてからもうすぐ1年になる。約1年ぶりに世界戦の舞台に舞い戻ってくる前王者を独占直撃した。

 −−デンカオセーンが再戦に合意したようだ。
 坂田 会長には本当に感謝しています。ありがたいです。

 −−金平会長とは何か話をしたのか。
 坂田 電話で何度か話をしましたね。「お願いします」と言いました。

 −−いつ頃から具体的に再戦を考えていたのか。
 坂田 やっぱり(去年の大みそかに)負けた後からずっと。再起を決めたころから借りを返したいって気持ちは常にありました。このまま終われないなという気持ちはありました。

 −−二階級制覇も見すえていたが、なぜデンカオセーンと。
 坂田 もちろん二階級制覇も自分の中では視野に入れていたんですけど、でもせっかくのチャンスだし。自分からベルトを獲った選手ともう一回やれるっていうのを聞いたらやりたい思いが増したんです。

 −−再起してからの2試合はスーパーフライ級。減量はよりきつくなるが。
 坂田 減量がきつくなるのは覚悟の上で組んでもらったことなので、最高のコンディションを作ります。

 −−デンカオセーンには一度も勝っていないが苦手意識は。
 坂田 意識っていうよりも「もう後はないな」と思いますね。本当に最後のチャンスなので。自分の全部をぶつけて勝ちにいきます

 −−タイでは12月にも再戦するのではないかと報道されている。
 坂田 僕はいつでもリングに上がれるんで。決められたらその日に合わせて最高のコンディションを作る調整をするだけです。

 −−昨年の大みそかは苦い思いをした。
 坂田 もし仮に大みそかになったとしたら、去年のリベンジを同じリングでできるっていうのはすごいチャンス。それも運命なのかなと思います。

 −−新しい家族も誕生した。
 坂田 励みになりますね。子供が産まれたことで、今まで以上に強い気持ちで試合に臨めると思います。

 −−最後に王者返り咲きを願っているファンにメッセージを。
 坂田 去年の大みそかにずっと応援してくださっている皆さんの前で去年ああいう形でベルトを獲られた借りを返すチャンスが来たなと。もう一回チャンピオンになるところを皆さんに見てもらいたいです。

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