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ジャック・ブラック、『ガリバー旅行記』撮影は拷問

 先日封切した3D映画『ガリバー旅行記』の監督が、主役を演じたジャック・ブラックに対し「毎日罪悪感を持っていた」という。
 取材の為にバミューダを訪れた旅行記者のレミュエル・ガリバーが海で遭難した末に小人達が住むリリパット王国に漂着するストーリーを監督したロブ・レターマン、フィジカルにかなり過酷なシーンを撮影初日に行なったことは間違いだったと思っているそうだ。
 「毎日罪悪感を持っていた。僕にとって、ライブアクション映画を撮るのは今回が初めてで、撮影初日にジャックがバミューダ・トライアングルの渦に飲み込まれてしまうシーンから始めたんだ。イングランド、パインウッド・スタジオ内のセットで撮ったんだけど、2月だったので全然暖かくないしさ。そんな中でジャックは、熱帯地のボートにいるフリをしなくちゃいけなかったんだ。しかも僕らは、雨を降らせる機械や放水銃まで使っていたんだから。どうしてかは判らないんだけれど、なぜか一番厳しいシーンから撮影を始めることにしちゃったんだ。何を考えていたんだろうね。そうしたら嵐がやって来て、いろんなものがぶつかり合って、カメラが壊れちゃったよ」

 そんな災難にもかかわらず、この作品でのジャックは「最高」とレターマン監督はCollider.comに話している。
 「ジャックがくくり付けられた針金はホンモノで、『ロブ、助けてくれよ』って彼が言っているのが聞こえたよ。それが初日だった。結局、あの可愛そうな男を拷問にかけてしまったようなものだけど、ジャックはこの上なく素晴らしい。僕はジャックのシャツを脱がせて、スローモーションで撮ったんだ。しかも水の砲弾で彼を打ちながら。彼は本当に勇者だね」

 『ガリバー旅行記』は先週末15日金曜日から全国で絶賛公開中。

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