好走条件の整った、ダッシャーゴーゴーが悪夢を断ち切り、今度こそ大願を成就する。
昨年は3歳馬の身で百戦錬磨の古豪相手に(2)着と好走、潜在能力の高さを見せつけたが、痛恨の(4)着降着。そして、今春の高松宮記念も(4)着から(11)着降着と、悪夢の連鎖に打ちのめされた。
しかし、直後のCBC賞を酷量58.5キロのハンデをものともせず快勝したのはさすが。休養を挟んで前哨戦のセントウルSは(3)着に終わっているが、本番に大きく望みをつなぐ内容だった。
外枠(14)番が災いし、前に壁を作れず掛り気味。しかも外、外を回るロスの大きい競馬を余儀なくされた。それで0秒1差なら決して悲観することはない。
1度使って状態はパーフェクトに近いし、枠順も(4)枠(8)番と理想的。好走条件が整い能力全開は間違いない。ついに頂点を極める。
相手は、香港の強豪ロケットマンと、ラッキーナイン。初コースのハンデはあるが、実力的に好勝負必至。
◎8ダッシャーゴーゴー
○5ロケットマン
▲1ラッキーナイン
△6サンカルロ、13ビービーガルダン
☆中山10R「勝浦特別」(芝1200メートル)
地力強化の目覚ましい3歳馬の、ピーエムヘクターでもう一丁。
デキの良さが目立つ、キングレオポルドでもう一丁。
前走の寺泊特別はメンバー最速の鬼脚を爆発させ、2着ピーエムヘクター(出走取り消し)を0秒2差突き放し子供扱いだから凄い。
形の上では昇級戦だが、春はこのクラスで再三勝ち負けしてきた実績があり、昇級の壁は皆無に等しい。普通に走ってくれば2連勝の可能性は高い。
相手は、中山向きの先行力が魅力のコウヨウサンデーと、サクライダテン。
◎4キングレオポルド
○6コウヨウサンデー
▲1サクライダテン
△3モトヒメ、12ウインバンディエラ
☆札幌11R「ライラック賞」(芝2000メートル)
ようやく素質開花した、アナバティックが一気呵成に2連勝を達成する。
〈2103〉と、まだ底が割れていない分、プラスアルファは大。ハンデ55キロも強調材料だ。
◎6アナバティック
○4アバウト
▲2メジロジェニファー
△9イグゼキュティヴ、12ラヴィンライフ
☆阪神11R「ポートアイランドS」(芝1600メートル)
休み明け2戦目で走り頃の、ショウリュウムーンが狙い目。
マイル重賞2勝(チューリップ賞、京都牝馬S)を挙げる、メンバー屈指の実績と実力を信頼したい。ハンデ並みの斤量53キロも魅力だ。
◎7ショウリュウムーン
○1クレバートウショウ
▲12ロードバリオス
△10ダンスファンタジア、13スピリタス
☆阪神10R「道頓堀ステークス」(芝1400メートル)
破竹の3連勝でここと同条件の紅葉Sを快勝している、フラガラッハが実績、実力とも上位。
ここが約4か月半ぶりのハンデを抱えているが、九分通り出走態勢は整っている。まして、降級戦ならチャンスは十分だ。
◎1フラガラッハ
○3ホーカーハリケーン
▲2エイシンパンサー
△4ツルマルネオ、8ノボリデューク
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。