前回有明コロシアムで行われた「GENOME9」でIGF初参戦となったサップ。“帝王”高山善廣とのタッグで臨んだものの、ジョシュ・バーネットに絞め落とされた。
試合後、猪木から闘魂ビンタを受け、本来の姿を取り戻しつつあるものの、まだ完全覚醒とまではいかない。IGFでの野獣再生を目指す中、3日のJCB大会でモンターニャ・シウバとのシングルマッチが決定した。
猪木からは「大型選手同士の対戦で、ハマればものすごい試合になるが、崩れたらどうしようもない試合になる。今年は(今大会が)最後になるだろうし、生き残っていくための闘いを見せてほしい」とハッパをかけられている。
すべては、かつて輝きを放っていた、“リアルビースト”の姿を取り戻すため。サップは「まだ100%ではないが、元の姿に戻れる自信はある」と語っており、復活に向けて着々と準備を整えつつある。
さらに猪木から「最近のサップは、野性味が無くなってしまっている。本来の姿を取り戻して、もっと好き勝手に暴れ回ってもらいたい」と“暴走指令”も下された。
かつてはIWGPヘビー級ベルトを巻き、プロレス界に衝撃を与えたサップ。
今回の試合を機にリアルビーストに覚醒し、再び暴れ回る日は近いかもしれない。