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4月期ドラマ視聴率は大波乱? 返り咲いた月9枠、『ラジエーションハウス』はどれだけ健闘できたか

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窪田正孝

 4月期のドラマがすべて最終回を迎えた。平成と令和をまたいだ今クールだったが、平均視聴率でもっとも高い数字を叩き出したのは、天海祐希主演ドラマ『緊急取調室3』(テレビ朝日系)だった。

 「14年、17年と製作され、今回でシーズン3となった『緊急取調室』でしたが、平均視聴率で13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録しました。警視庁捜査一課の『緊急事案対応取調班』の刑事たちが、凶悪事件の犯人と対峙し、真実を明らかにしていくというストーリー。取り調べという仕事に信念を持った主人公・真壁有希子(天海祐希)が描かれ、最終回放送後、視聴者からは、『仕事に誇りを持ってるキントリのみんなにほれぼれした』『みんな格好良かった。仕事だけど仕事を超えた信念が描かれて最高だった』という声が殺到。特殊な刑事モノということで、“お仕事ドラマ”という捉え方もでき、評価する声が多く上がっていました」(ドラマライター)

 テレ朝定番枠のドラマを除き、『緊急取調室3』に次いで平均視聴率12.1%で2位となったのは、『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)だった。“月9枠”としては2017年7月期の『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(同)以来の上位ランクとなる。

 「医師免許も持っている天才放射線技師が、患者たちの隠れた難病をCTやMRIなどを使って探し出すというストーリーが描かれた本作。これまで医療モノは数あれど、技師に焦点を当てたドラマは珍しく、視聴者からも『知らなかった病気も知れてよかった』『いろいろ勉強になった』という声も上がっており、実生活に役立ったという視聴者も多かった様子。典型的な医療モノではなかったからこそ、病院で働く技師たちの裏側を知れたというポイントもあり、視聴者からの評価が高まったようです」(同)

 また、3位となったのは、福山雅治主演の『集団左遷!!』(TBS系)だった。こちらは前評判よりも振るわない結果となった。

 「『集団左遷!!』は、平均視聴率10.3%でベスト3入りしました。廃店が決定している銀行の支店長となった主人公が、廃店を免れるべく戦っていくというストーリーで、当初は過剰なコメディ要素が不安視されていたものの、大きく数字を落とすことなくキープ。銀行のトップのドロドロ感と、正義に燃える主人公の対立が描かれ、視聴者からは、『日曜に集団左遷見て仕事頑張ってる主人公見て、自分もまた頑張ろうって思えた』『仕事への向き合い方考えさせられた』という声が寄せられました。週が始まる日曜日に放送されたということで、サラリーマンたちからの支持を受けました。ただ、福山主演でTBSも力を入れていた作品だけに、期待した数字は取れなかったようです」(同)

 ベスト3全てが“仕事”をテーマにしていた作品となっていた4月期ドラマ。それぞれ続編を期待する声も多く上がっていた。

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