「特別編」では、アメリカに旅立った唯織(窪田正孝)が、飛行機の上で急患に遭遇するというストーリー。一方、甘春総合病院のラジエーションハウスには、有名高校球児が患者として訪れ――という展開が描かれた。
近年のドラマとしては、まれに見ぬ高視聴率を記録した本作だったが、放送後、視聴者からは、「これやる意味ないと思う」「最終回前にやるダイジェストみたいな内容でビックリした」など厳しい声が噴出してしまった。
「実は、特別編とはいえ新映像は少なく、放送時間の2時間弱の半分以上は回想シーンで構成されていました。唯織は飛行機の中なので、もちろんCTやMRI検査もなく、居合わせた医師とともにただ急患の診断をするというもの。これに、視聴者からは、『なぜこれを放送しようと思ったのか本気で疑うクオリティ』『放送終了1年後にやってたら懐かしがりながら見れたけど、終わったの先週じゃん!』『久々ハマったドラマでここに来てズッコケた!』という批判の声が殺到してしまいました」(ドラマライター)
最終回の翌週に特別編が放送されているという異例のケースだが、その背景にはある理由があったという。
「第4話を除いて2ケタ視聴率をキープし、全話平均視聴率も12.1%と高い数字を記録した本作。続編を望む声も多くあるものの、主演の窪田は20年度前期の朝ドラで主演を務めることが決定しており、続編を撮影するには厳しい状況。とはいえ、数字が良かっただけになんとか特別編を作ろうとした結果、新映像が少なく回想ばかりという仕上がりになってしまったのではないでしょうか」(同)
視聴者からの評判も高い作品であっただけに、最後の最後で残念な結果になってしまったようだ。