最終回は、うつ病と思われていた杏(本田翼)の父・正一(佐戸井けん太)が実は低髄液圧症であることが唯織(窪田正孝)の検査で判明。その直後、正一が意識障害を起こしてしまい、緊急手術に。杏が自ら執刀すると言い出すも、途中で手術ができなくなり、唯織が代わりに執刀するも――という展開になっていた。
普段注目されにくい放射線技師の現状を描き、回を重ねるにつれ評判を集めていった本作だが、実は意外な酷評が聞かれている。
「本作は、唯織が幼馴染みの杏のために放射線技師になったものの、杏は覚えておらず。最初は唯織を訝しがっていた杏も、さまざまな症例を通じて唯織の優秀さに気づき、いつの間にか頼りにするようになり――というストーリーでしたが、最終回も杏が唯織の正体に気づかず。視聴者から『言わないの!?』『思い出さないのか…。モヤモヤする』といった声が聞かれてしまいました。実は最終回放送後、次週に『特別編』が放送されることがアナウンスされ、実質的な最終回は次回に持ち越しに。そういった事情もあり、今回の最終回を『中途半端』と感じた視聴者が多くいたようです」(ドラマライター)
また、ストーリーそのものにも苦言が集まっているという。
「最終回では、唯織が医療行為したことで、実は医師免許を持っていることが判明。ラジエーションハウスの面々は、唯織がその事実を黙っていたことに対し、怒りを露わにするものの、視聴者がこれまで期待していた反応は得られず。『唯織がスーパードクターとわかって、ヒーロー的な存在になるって展開を予想してたのに逆の扱いを受けて出て行くなんて、くだらない終わり方にショックだった』『世界的名医が認める技術を披露したのに技師仲間から冷たい態度とられるって…天才技師っていう設定じゃないの?ガッカリ』といった不満の声も噴出する事態となっています」(同)
主人公は「医師免許を持った天才技師」という設定のはずが、最後まで病院の足を引っ張る問題児として描かれてしまった本作。続編ありきの結末に、視聴者からは残念がる声が多く寄せられてしまった。