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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(9/8) セントウルS

◆阪神11R セントウルS

◎ロードカナロア
△サドンストーム
△ドリームバレンチノ
△ローガンサファイア
△ティーハーフ
△ハクサンムーン

 一年前、昨秋のスプリンターズSからGI4勝を含んでの5連勝中。暮れには短距離の最高峰のひとつ香港スプリントで頂点を極め、今春は距離不安を囁かれた安田記念を堂々制し国内マイル王の称号も得たロードカナロア。スプリンターズSの前哨戦とはいえ、ここで負けるわけにはいかないだろう。

 レースの焦点は、2、3着争い。開幕週だけに、大外枠でも逃げが予想されるハクサンムーンの前残りは十分。しかし、早めにロードに交わされた場合、後続の差し馬に捉えられるケースも同様だ。ドリームバレンチノ、サドンストーム、ティーハーフあたりが狙い目。ドリームは、昨秋のスプリンターズS3着、今春の高松宮記念2着の実績が示すように力量的にG1クラス。前走・函館SS(7着)は、59キロの斤量がこたえたか。56キロの今回は、本来の走りが期待できよう。

 サドンストーム、ティーハーフの兄弟は、ともに鋭い切れ味が武器の短距離の差し馬。兄サドンの前走・北九州記念は1番人気に推されながらいいところなしの10着…小倉への前日輸送が大きな敗因と伝えられており、メンタル面の不安は抱えるものの、阪神への当日輸送の今回は巻き返しがあって不思議でない。

 弟ティーハーフは、4か月ぶりの実戦に加えて初の古馬挑戦と条件的には厳しい。それでも、兄のような弱点がなく安定して力を出せる点は強み。将来性ではこちらの方が上かもしれない。因みに、重賞競走での兄弟対決は過去に何例もあるが、データをみると、断然、弟に分がある。もう一頭、末脚の良い馬を挙げるとすれば3歳牝馬のローガンサファイアか。北九州記念(4着)を一叩きして型どおりに上向いており、今回もこの馬自慢の切れ味が見られそうだ。

【馬単】流し(9)軸(1)(4)(5)(12)(13)
【3連単】フォーメーション(9)→(4)(5)(12)→(1)(4)(5)(12)(13)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。

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