岡田といえば、ジャニーズ屈指の筋肉オタクで有名だ。主演ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』(フジテレビ系)をノーアシスタントで臨むために、2年間、格闘技を修業。それでエンジンがかかってしまい、カリ、ジークンドー、USA修斗の師範代の免許を取得した。
カリ(別名・エスクリマ)は、フィリピン武術で国技。素手、棒、ナイフ、紐といった武器術もある。ブルース・リーの哲学を踏襲したジークンドーは、カンフーやレスリング、ボクシングにもその技術が取り入れられている実践型格闘技。USA修斗は、総合格闘技。パンチ、キックなどの打撃、関節技、絞め技がある。
岡田メソッドにシンパシーを抱く芸能人は多い。共演仲間の俳優・田中圭や福士蒼汰。嵐の大野智や生田斗真、Hey!Say!JUMPの八乙女光、山下智久といったジャニーズ軍団も門下生だ。そして、岡田は先生としていつのまにか、昇格していた。
カリとジークンドーの免許は、04年9月に取得済み。14年には、『IUMA日本振藩國術館』の認定インストラクターとなり、希望者には有料で指導することができる。15年に2nd、翌16年に3rdと段を上げていき、今年2月1日付の“振藩國術館”の公式サイトでは、ジークンドーのジュンファン・マーシャルアーツ・アソシエイト・インストラクター、カリのフィリピノ・マーシャルアーツ・アソシエイト・インストラクターが4thレベルに達したことが発表されている。昨年は主演映画『追憶』と『関ヶ原』の撮影に追われていたはずだが、忙しい合間をぬって格闘技術を上げていたのだ。
驚くのは、昇格した後の2月24日、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相で会食したことが、新聞やニュースサイトで明らかになったことだ。その日は午後7時6分ごろ、東京・西麻布のフランス料理店「マルゴット・エ・バッチャーレ」に到着。麻生氏、俳優・鈴木亮平らと合流して、午後10時45分に同所を発つまで、食事を共にしたという。
日本の長と高級料理で時間を共有できるまでになったジャニーズの現役アイドル。役者として超一流であることの証といえよう。歌って踊って演じるだけではなく、護衛能力もすこぶる高い。こんなダンナなら、宮崎も安心して一生寄り添って生きていけそう。