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本当にあった怖い彼氏(27)〜彼が食事を奢ってくれた意外すぎる理由〜

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画像はイメージです。

岩本明子(仮名・24歳)

 彼とは合コンで知り合って付き合うようになったのですが、なぜか当初からよく、嘔吐に関するエピソードを聞かれていましたね。例えば「今まで気持ち悪くなって吐いたことある?」という質問をしてくるんです。そのたびに私は、「大学の飲み会で気持ち悪くなって吐いた」「風邪で吐いたことがある」と話していました。なぜそんなことが気になるのかと聞いても「俺もよく体調崩すから、明子もそうなのかな〜って」と言うばかり。

 そんなある日、ケチな彼が珍しく奢ってくれるというので、食事に行きました。その時、彼は次から次へと大量の注文を頼むのです。そして私にとにかく食べさせようと、たくさん勧めてきました。でも「こんなに食べれないよ」というと、「人がご馳走してくれたものを残すなんて失礼だよね」とすごく怖い顔で言います。なので仕方なく必死で胃に詰め込み、もうこれ以上食べれないというほどに、限界まで頑張りました。しかしその後、すぐに彼にホテルへ連れて行かれたのですが、そこのベッドの上で私は、気持ち悪くなって嘔吐してしまったのです。

 すると彼は、私が苦しんでいるのに、ニヤニヤと恍惚の表情を浮かべながら、スマホで撮影を始めました。そして「俺、女が苦しそうにしてるところを見ると興奮するんだよ」と言ってきました。私が「やめてよ」と言っても「おまえ、合コンの自己紹介でドMって言ってたよな? これぐらいで嫌がるんじゃねぇよ」と言いながら、指を喉奥に突っ込んできました。さらに私は「オェェ!」と吐いた記憶があります。

 確かに私はドMと吹聴していましたから、“これぐらいで嫌がるのは偽ドMかも”と思い、当時は反省したのを覚えています。ですがそれからも、彼は私の苦しい表情を求めてきたので、ついていけないと思い別れました。もう今後は二度とドMとは名乗りません。そう名乗っていいのは、ある程度の覚悟がある女だけだと思います。

(取材/構成・篠田エレナ)

写真・quinn.anya

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