発表が行われたのは16日の午前3時。「重大発表!」のタイトルでサイトを更新し、「【新しい地図】NAKAMAと映画を作ることが決定!ぱちぱちぱちぱち、、、。気になるタイトルは、『クソ野郎と美しき世界』」と報告。これを受け、深夜にも関わらず一時はサイトが繋がりにくい状況が続いた。
ただし驚くべきはこの映画の制作だけではない。それに関わるメンバーたちの“豪華さ”だ。まずクリエイティブディレクターに名を連ねたのは多田琢氏、山崎隆明氏、権八成裕氏の3人。
多田氏は、木村拓哉が出演した富士通FMVのCMを手掛けたことがあり、山崎氏も同じく木村が出演したタマホームのCMを担当。権八氏もSMAP全員が出演して話題を呼んだソフトバンクモバイルのCMを担当しており、いずれも敏腕の制作陣だ。稲垣、草なぎ、香取らともゆかりがあり、今回の映画製作のオファーを受け前向きに参加を決めたのだろう。
そして、忘れてはいけないのがもう一人。アートディレクターに名を連ねた佐野研二郎氏だ。佐野氏と言えば、忘れもしない“五輪エンブレム問題”で話題となった人物。「そんな彼をなぜ?」と問いたくなるが、今も実力は認められ続けている。
「パクリ騒動のインパクトが強くて干されたと思われがちですが、彼は今でも変わらず売れっ子クリエーターですよ。佐野さんの仕事は、芸術肌すぎない点が評価されるんだと思います。クライアントの希望をきちんと聞いて、自分中心ではなくクライアントとその作品を見た人の満足度を考えた仕事ができるんです」(広告関係者)
挫折から這い上るという点では佐野氏と元SMAPの彼らの境遇は同じかもしれない。いずれにせよ、ドリームチームが結成された映画の公開が待ち遠しい。