先週のTBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」は、日本を代表する名トレーナーの森秀行調教師がゲスト出演。フェブラリーS前日の生放送というだけあって大反響。メールやファクスの数もビックリするくらい届きました。
森師は、開業2カ月でジャパンCを制し、英仏でGI3勝。さらに、17年連続で重賞制覇。これだけの実績のある方ですが、11歳ロイヤルキャンサーを、まだかわいがっている愛情あふれるトレーナーでもあります。厩舎オリジナルのキャップをリスナーにプレゼント。競馬ファンには、うれしいひと時だったと思います。
さて、あす28日(土)から中山と阪神に舞台が移動。阪神では「アーリントンC」が行われますが、注目はアイアンルックです。前走の新馬戦が圧巻。出遅れて7馬身差の独演会。芝1200メートル1分9秒7は、古馬500万の勝ちタイムに匹敵。それもほとんど追ったところなし。未知の魅力と可能性にかけます。
中山のメーンは「千葉S」。強烈なダッシュ力を持つジョイフルハートが休養明けで59キロ。また鋭い追い込みのスリーアベニューも59キロ。かなり厳しい戦いが予測されます。
いずれにしても、強力な逃げ、先行馬がそろい踏み。激しい流れになりそうです。そこで、狙いはダイワエンパイア。
前走のカペラSは出遅れと、重め残り。中山ダートは<2001>で、ダ1200メートル戦は<3201>。抜群の適性です。
3走前のBSN賞は、バンブーエールを追い詰めたところがゴール。クビ差2着でしたが、勝ち馬は後にGIのJBCスプリントまで破竹の4連勝を飾ったほどの馬。それゆえ、ことダート1200メートルでは、重賞級のスピードを備えているものと判断。と同時に、自在に動ける器用さを持ち合わせている心強いタイプでもあります。
過去、休養明けのダートでは2戦2勝。5勝中4勝を稼ぎ出している後藤ジョッキーとコンビ復活。ここは迷わず狙い撃ちです。