今週はリーディングジョッキー部門でトップをひた走る内田博幸騎手が海外遠征で日本に不在。彼は英・アスコット競馬場で開催されるシャガーCに参戦します。そして4チームに分かれた世界選抜の1チームに入り、5レースに騎乗。総合成績で順位を争います。
先日、その内田騎手と会ったとき、リーディングの話になり、今年はこのままトップで押し切るかもと尋ねると、彼は謙虚に「いやいや後ろにすごい人がいるから…」と言いつつも、「現実に今、トップだし、こんなチャンスは滅多にないと思うので精いっぱい頑張ります」とニッコリ。2番手の武豊騎手とは、先週の時点で10勝差。その武豊騎手が内田騎手のいない新潟で、内田騎手のお手馬に騎乗。土、日で6勝すると4勝差。双方ともに頑張ってほしいものです。
ところで、小倉は2週前の北九州短距離S、今週の西部日刊スポーツ杯、そして来週の北九州記念と、芝1200メートルのメーンが多いこと。何とも味気ないレースが続きます。番組編成を改めて考えるべきです。
さて、新潟はダ1800メートル戦の関越S。オープンクラスといっても、レベル的には二線級というイメージがあります。ハンデ戦ですが、狙いの最大のポイントは流れ、展開にあると見ています。というのも、ほとんどの馬が差し・追い込み型。となると、が然有利になってくるのが、シャーベットトーンです。恐らくボクノタイヨウとマルブツリードが好位置で展開。他馬は競りかけてこない形で、まさにシャーベットトーンの一人旅。単騎逃げなのです。
屈腱炎で約1年半も休養。休み休みに使われて、なかなか旧に復しきれない成績でしたが、前走の大沼Sでは中舘騎手を背に、本来の逃げる競馬。結果は9着だったものの、バタバタになったわけではありませんし、何より主導権を取るスピードを見せたことは、大きな前進。加えて、今回はダート全6勝のうち3勝を稼いでいる1800メートル。左回りのダートは<2331>とめっ法得意ですし、前走から中4週のローテーションも1戦1勝。休養明けを叩いて逃げ切りです。