これだけでは我慢できなかったのか、立花氏は8月8日に投稿した動画で「12日の『5時の夢中!』にマツコが出るので、TOKYO MXで出待ちをしてワン!と泣かせてやる」と“出待ち宣言”。実際に行動に移したのだ。この日の立花氏は『5時に夢中!』が生放送される同局1階スタジオの前に陣取り「投票した人を侮辱するのは許せない」「コソコソせずに出て来たらいい」とマツコ批判を展開。さらに自身が同番組に出演しての直接対決も希望した。さらには「マツコ・デラックスをぶっ壊〜す!」と叫ぶなどやりたい放題。そして、放送終了後のマツコの出待ちには多くの見物客も集まり、警察が出動する一幕もあった。
立花氏のこの行動について、ネット上は賛否両論が渦巻いた。
《コメンテーターに責任が伴う流れになるのは良いと思う。ちょこちょことんでもないこと言ってる人いるし》
《立花個人を批判するならば、そこまでマツコも批判されなかっただろうけど、マツコが言ったのは票を入れた人たちを「気持ち悪い」って言っちゃったのはマズいよな》
《立花さんのやり方の是非はともかく、この行動力は純粋に凄みを感じる。こうなるとマツコみたいなタイプは弱いのかな》
などと、マツコ批判や立花氏の行動力を賞賛する声から、
《悪口言う相手をいちいちつぶしていくのか。それとも相手を選んで攻撃するのか。 そんな不毛なマネよりちゃんとNHKをなくすための行動をしろよ》
《マツコに噛み付くよりNHKと闘ったら。そのために議員になったんだろ。税金から給料をもらい公人になったのなら批判がでるのも当然》
《やってることはNHKの集金と同じくらいの民度の低さ》
など、立花氏の行動に批判的な声も上がった。
実際にN国党は地方選挙で数多く問題を残している。足立区議会議員選挙では墨田区在住で被選挙権のない候補を擁立し、無理やり選挙活動を行わせた。堺市長選挙に立花氏が立候補した際、通行人の男性を怒らせ、あおりにあおりまくって挑発し、怒りが頂点に達した男性が手を出した瞬間、「私人逮捕」と言い出して拘束をするなど常識外れな行動をしたこともあった。
今回のマツコ・デラックスに突撃したのもその行動の一環といえるが、その矛先がどこに向かうのかは立花氏次第となる。下手な批判をして同じ目に遭わされると思ったらN国党の批判に及び腰になるかもしれない。それで正しい議論ができるのか疑問が残るが…。