すでにおわかりかと思うが、左側に凶悪な顔つきをした人物が立っている。
まるで映画「スクリーム」のゴーストマスクの ような顔、ローブを羽織っているかのような姿は我々がよくイメージする「死神」の姿にほかならないだろう。
この写真は前述の通り、1963年にイギリスの教会で撮影されたものである。詳細はほとんどわかっていないが当時、この教会に勤めていた牧師が撮影したものだという。 教会というシチュエーションに加え、あまりに明確に死神の姿が写りこんでしまっているため世界でも知名度の高い心霊写真のひとつでもある。
さて、「死神」とはその名のとおり「死を司る」神様のひとり。日本をはじめ全世界で死神にまつわる伝説が残っている。ま近年ではこの写真のように死神が映り込むと撮影者の命が奪われる前兆とされ、心霊写真としてはトップレベルの凶悪さを誇るという。
あまりに危険な心霊写真のひとつであるが、この写真に映った死神にはもちろんフェイク説もある。理由としてはあまりにハッキリと写りこんでいる、また教会の風景と死神に若干の解像度の違いが見受けられるためである。
実は死神の写りこんだ写真はほかにも撮影されている。2003年、イギリ スのハンプトン宮殿の監視カメラに今回の写真とソックリな幽霊が写りこんでいるビデオが撮影されたのだ。
ハンプトン宮殿では幽霊の目撃例が絶えずあり、一時期話題になったが現在ではただのツアーガイドであったという説が強い。
果たして死神は本当にいるのだろうか…。
(山口敏太郎事務所)