コンビが解散となった場合、ほとんどの場合、どちらかが引退、もしくは構成作家など裏方への転身を行う。元コンビのメンバーがそろってテレビに出続けるパターンは少ない。ほかにはどんな例があるだろうか。
「よしもとクリエイティブ・エージェンシーの、元ほっしゃん。こと星田英利と、宮川大輔はかつてチュパチャップスというコンビを組んでいました。雨上がり決死隊、FUJIWARA、ナインティナインらが参加した吉本の若手芸人グループ、吉本印天然素材のメンバーとしても活躍しました。もともとの芸名は棒付きキャンディの『チュッパチャップス』でしたが、クレームが来たため、『チュパチャップス』が正しい表記です。コンビ時代はブレイクしていたとはいえず、売れないのを相方にせいにするなど、かなり不仲だったようですね」(放送作家)
さらに、お笑い以外の別のフィールドで活躍する芸人たちもいる。
「『エンタの神様』(日本テレビ系)でスケバン恐子のキャラでブレイクした桜塚やっくんは、かつて、あばれヌンチャクというコンビを組んでいました。相方の竹内幸輔は、解散後は声優に転向し、数多くの人気作品に出演していますね。2013年にやっくんが交通事故死した時には、コンビの思い出をツイートし話題となりました。90年代に『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)出演で人気を博したアリtoキリギリスは、石井正則が三谷幸喜に才能を見出され俳優として活躍、低い声を活かしたナレーターとしても活躍しました。2016年にコンビを解散し、相方の石塚義之も俳優への転向を表明しています」(前出・同)
今後も意外な「元コンビの再会ツーショット」が見られるかもしれない。