番組では「中田敦彦プレゼンテーション」として、「今年卒業したいこと」が特集される。コーナー最後にMCの国分太一から「あっちゃんも卒業することがあるんですよね」と水を向けられた中田は、「わたくし、中田敦彦のビビット卒業でございます」と降板を発表。
そして、「私ですね、丸3年間やらせていただいたんですよね。ですから、始まったとき初めてコメンテーターという仕事を仰せつかったんですけども、始まったとき32なんですよ。32で社会に何かを物申そうという、よく勇気があったなと思うんですけども」と振り返る。
続けて、「3年間のなかで色々勉強させてもらいました。楽しいこともありましたし、反省したことも多かったですね。時として盛り上がるかなと思って、必要以上に攻撃的になることもありました。今となってはですね、そんな人達に陳謝したい気持ちもあるわけですよ。『あのときごめんね』なんて言ってね」とコメントした。
さらに、番組の最後にも時間をもらった中田は、
「この3年間で本当に成長したと思いますし、今後も成長して、皆さんとご一緒させていただきたいなと。だから、全く別れるという感じがしないんですね。また絶対会えるって、ぼくはスタッフの皆さんともレギュラーの皆さんとも視聴者の皆さんとも会えると思ってますんで」
と発言。番組卒業に未練がある様子を窺わせた。
「成長させてもらった」と振り返った中田だが、ネットユーザーからは「3年間で敵を増やした」「彼にとってはマイナスでしかなかった」「お笑い芸人の仕事じゃなかった」などの指摘が。
また、降板については、事務所の先輩で大きな権力を持つ松本人志を批判したことや、各方面に辛辣なコメントをしていたことなどから、「事実上のクビ」という見方が広がっている。
「中田は松本を批判した後、ラジオ内で、事務所からの謝罪要求を受けて断ったことを明かし、『人志松本に謝らない話』などと茶化した。これが松本や吉本上層部の逆鱗に触れ、彼が見どころのある番組として挙げていた『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)が不自然に終了したといわれています。
今回の『ビビット』降板も、そんな吉本の制裁との見方が有力。事務所の意向に背いたわけですから、当然そうなるだろうと。また、松本以外にも『ビビット』内でベッキーや宮迫博之に厳しいコメントをしており、まさに四方八方に喧嘩を売った状態。
そんな孤立無援の彼に、手を差し伸べる芸能関係者はもういないのでは。今更謝っても、手遅れですよ。それなら、早めに謝罪しておくべきだった。
もっとも、中田自身が手遅れを自覚しているようで、YouTubeチャンネルも開設するなど、新たな動きを見せる兆候もあります。松本を批判し、事務所の意向に背いた時点でこの状況は予想できたでしょうから、違う道に進むのかもしれません」(芸能関係者)
単なる「武勇伝」なのか、それとも先を見据えての「松本批判」だったのか。中田の今後が注目される。