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一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(6/12)

◆ブリリアントS(東京11R)
 いつも頭を悩ますのが、コンスタントに使われている馬たちと休養明けの実力馬が混在するレース。仕上がり具合がどの程度なのか追い切りの本数や動きである程度の把握はできるもののやはり実戦とは別物。ましてこのレースのように長丁場2100mのハンデ戦となると、斤量差はもちろん“息持ち”など肝心な点で休養明けの馬は不利と考えた方が妥当だろう。実績では明らかに上位の存在だけに取捨が難しいが、エーシンモアオバー、マチカネニホンバレなどはおさえにとどめたい。
 ◎はトーセンモナーク。前走、初めての重賞挑戦だった東海Sは直前に出走取消したが、幸い後々に影響を残すような体調不安ではなくごく軽症であり翌週の特別競走にも登録したほど。除外等で若干間隔はあいたものの、調整も上手く運び体調面は全く問題がない。1600万条件の勝ちっぷりが良かった上、レースぶりなどから持久戦的な面が強いダート2100は向く。仕上げの都合もあって浦和競馬でデビューの後、JRAへ転入してきたわけだが、7戦4勝の成績であっさりオープン入りしたあたりはさすが血統馬。安田記念を勝ったアサクサデンエンや天皇賞秋2着のスウィフトカレントそして皐月賞馬ヴィクトワールピサら錚々たる顔ぶれがの兄弟馬たち。脚もとの関係から活躍の場はダート路線になるだろうが、モナークも将来は重賞戦線を賑わすような存在になるだろう。ここは先物買い。相手は手広く流す。中でも面白いのはシビルウォー。1600のオアシスSはスタート地点が芝であることも影響し中団の位置取りを確保できずに最後方からの競馬。前残りの流れの中、直線で追い上げるのが精一杯だった。2100にコースが替わる今回は条件好転。

【馬連】流し (9)軸 (2)(3)(5)(8)(11)(13)
【3連単】2頭軸マルチ (2)(9)軸 (3)(5)(8)(11)

◆御陵S(京都10R)
 一息入れてリフレッシュしたタガノクリスエスに期待したい。前走、遠州灘Sは昇級初戦。比較的得意とする小回りコースではあったが、後方からの競馬になってしまい追い上げたものの3着まで。成績的には上々の部類だが、直線が平坦の京都コースに替わる点で今回はプラスとみる。ローカル競馬に向けての一叩きとも考えられるが、力をつけてきているので牡馬相手でもそこそこに戦えるのでは。

【馬連】流し (12)軸 (3)(5)(7)(11)(15)
【3連単】2頭軸マルチ (3)(12)軸 (5)(7)(11)(15)

<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。

※出馬表などのデータは、必ず JRA公式発表のものと照合し確認してください。

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