レジェンドがマット界制圧にさらなる動きを見せた。
この日、ドラディション初上陸を果たした長州。蝶野とのレジェンドタッグで、宣戦布告された吉江豊&田島久丸と激突。蝶野がコブラツイストを繰り出せば、長州もサソリ固めで悶絶させた。最後は長州こん身のリキラリアートから蝶野がシャイニングケンカキックにつなぐ黄金連係で田島を沈めた。
圧倒的な力で、吉江組を沈めた長州は「辰つぁん。遠慮なくやりましょう」と呼び掛け「蝶野、辰つぁんはドラディションから切り離しちゃった方が楽だよ。もっと力出んじゃないか」とあらためて藤波のドラディションからの“引き抜き”を画策。一方、蝶野は「新日本の第3世代も吉江、大谷(晋二郎)もみんな一緒。何か与えられないとできない。レスラーが頑張らないと。背広組に任せているからこうなったんだ」と一刀両断した。
日に日に勢力を増すばかりのレジェンド。だが、勢いはこれだけに止まらない。今度は藤波が初タッグを結成したウルティモ・ドラゴンの勧誘に動き出した。
ドラゴンスクリューからドラゴンスリーパーの飛龍殺法を繰り出した藤波は、ウルティモとダブルドラゴンスリーパーで共演するなど、好連係を見せて勝利をアシストした。
試合後、ウルティモとのタッグに好感触を得た藤波は「これからも上がってもらう可能性はある」と同マット再登場を示唆。そればかりか「面白いかもしれない」とウルティモのレジェンド入りをほのめかした。
今後のマット界制圧に向け、ウルティモを勧誘するなど、着々と爪あとを残すレジェンド。また一人、レジェンドに新戦力が加わりそうな雲行きだ。