先週、白血病との闘病から電撃復帰したローマン・レインズがオープニングに登場すると、「俺には望んでいることがある」と、セス・ロリンズを呼び出した。ロリンズは「レッスルマニアでブロック・レスナーを倒す。しかし、レインズにもその王座に挑戦する資格がある」と王座返上したレインズを気遣いつつ、闘病生活に入る直前まで抗争を繰り広げていたレスナーと、世界最大のプロレスイベント『レッスルマニア35』で対戦する意向を明らかにした。
レインズは「もうひとつお願いがある」と続けると「もう一度、お前と組みたいんだ」とWWEの人気ユニットだったザ・シールドの再結成を希望。ロリンズは「人生は短いし、明日は分からない」と受諾。さらにディーン・アンブローズも呼び出したレインズだったが、アライアスが突如現れてアンブローズを襲撃した。その後、バックステージでは「チームを組むことはできない」と再結成を断り、アライアスとの試合後にも説得に応じず2人を置いてリングを後にしてしまう。アンブローズにしてみれば、レインズが欠場に入ると同時にロリンズからアンブローズが離れる形になっている。すんなりと受け入れられる状況ではないだろう。
しかし、直後にバロン・コービンら3人が襲撃に現れ、レインズとロリンズが3対2の数的不利に陥ると、たまらずアンブローズはリングに戻って救援。コービンらを蹴散らすと、3人が拳を合わせてザ・シールドの再結成が決まった。ファンは大喜びで、歓喜の拍手を送っていた。
ザ・シールドは日本時間11日に行われる次回PPV『ファストレーン』で、コービン&ボビー・ラシュリー&ドリュー・マッキンタイアと対戦することが決定した。『レッスルマニア35』に向けて、レインズの動向が見逃せない。
WWEは2000年代前半のディーバ路線に大きく貢献したトリー・ウィルソンが2019年度、WWE殿堂入りすると発表した。既に同年度の殿堂者としてD-ジェネレーションX、ホンキー・トンク・マンが発表されており、トリーは3人目となる。
トリーは2001年にWWE入りすると、スマックダウンで日本人スーパースターTAJIRIの恋人兼マネージャーとなって活躍。2004年にはケンゾー・スズキ(現KENSO)がトリーにほれ込んで、嫉妬したヒロコ(ケンゾーの実妻)と抗争に発展したことで、日本にもなじみがあるディーバだった。殿堂入りセレモニー『WWEホール・オブ・フェーム2019』は、日本時間4月7日にニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで行われる。その他の殿堂入りが誰になるのかも気になるところだ。
文 / どら増田
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