近年目覚ましく進歩を遂げている科学技術だが、劇中で描かれる“脱皮技術”は、果たして現在の科学技術でどれほど現実味を帯びているのかが気になるところ。今回公開された映像では、その“脱皮技術”について本作の監修を務めた脳神経学の権威ある、アリゾナ大学助教授のチャールズ・ヒギンズら知識人がその秘密に迫っている。
チャールズは本作で描かれているこの技術に対して、「頭脳を他の肉体に移せば永遠に生き続けることができる。これが脱皮だ。非常に説得力のある未来だ。実現は間違いない」と将来的な脱皮技術の実現に確信を抱いている一方で、モラルを問われる部分に対しては、「誰のため何のために実現するのかの問題だ」と冷静に分析している。
カリフォルニア工科大学助教授のウルフギャング・フィンクも「大きな影響力を持つ人物の思考や発想力を復旧もしくは保存する。非常に魅力的なアイデアだ。その人物はまだ元の人間なのか、それとも人工生命なのか…さまざまな兆候が現れる」とゾっとするコメントを寄せている。
実現が間違いない未来の技術を描いた『セルフレス/覚醒した記憶』は9月1日より全国で公開される。その恐ろしくもあり、希望に満ち溢れてもいる世界を是非その目で確認して欲しい。
【『セルフレス/覚醒した記憶』特別映像】http://npn.co.jp/movie/detail/6677827/
9月1日(木)公開 『セルフレス/覚醒した記憶』
2015年/アメリカ/117分/5.1ch/シネスコ/字幕翻訳:松浦美奈
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