ボクシング日本王者時代に前代未聞の反則を犯し、2月のK-1デビュー戦でも自分で自分を殴ってダウンする奇行をみせた暴れん坊の渡辺。この日は総合格闘技DREAMフェザー級で闘う山本“KID”徳郁の愛弟子・山本篤との対戦を前に都内のフェニックススタジオで練習を公開し、「デビュー戦では舞い上がってた。次はもうバカな事はしない」と改心することを約束した。
改心するきっかけとなったのは、6月下旬にボクシング時代の恩師・辰吉を訪ねたこと。尊敬する辰吉から「迷いとか勝てないと思ったからああいうこと(自分で自分を殴ってダウンする奇行)をする。この世界2度負けると3度目はない」と辛口アドバイスされて目が覚めた。
「辰吉さんの言葉で本当に自分は何やってたんだろうって思った。絶対に勝たなきゃってね」と渡辺。
辰吉魂に触れて改心することを誓った暴れん坊ボクサーは、また同じ過ちを繰り返さないためにも今度こそ勝って恩師に勝利報告する。