長谷部容疑者は2日午後6時20分頃、横浜スタジアムの外野席でビールを販売していた21歳女性の尻を触った疑い。同球場では痴漢被害が相次いでおり、警戒にあたっていたところ、21歳の女性が下半身を触られたと被害を訴える。
警備員もその様子を目撃しており、すぐに取り押さえられ、警察に身柄が引き渡される。その後、長谷部容疑者は神奈川県迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された。なお、横浜スタジアムで働く他の売り子も痴漢被害を報告しており、その数は判明しているだけで7人程度に上るという。
長谷部容疑者は警察の取り調べに対し、容疑を認めており、「酔っていて覚えていない」などと供述していることがわかっている。しかし、警察が行った検査では、アルコールは検出されなかった。かなりの小心者であるか、自分の犯した罪に、恥ずかしさのようなものを感じているのかもしれない。ちなみに、夕方のニュースでは、長谷部容疑者が連行される映像が流されており、やせ細り頭が禿げ上がった彼の姿が映し出されていた。
長谷部容疑者の犯罪に、「許せない。きっちり締め上げてほしい」「許せない」「56にもなってどうしようもない」などと怒りの声が噴出。さらに、野球ファンからは「野球を見ずに売り子を見に行ってたのでは?」「何しに野球場に来ているんだ?」「野球を見ろよ」という声も出た。
球場によく行くという野球ファンは、こう話す。
「野球を見ずに、売り子を舐めるような目で見ている男性は結構いますよ。中には、野球そっちのけで会話したり、同じ女性から買って親密になろうとしたり。何をしに来ているのかなと。容疑者は、痴漢しに行っていたのかもしれませんが。
そもそも、野球場で酒類を販売すること自体が不愉快ですね。お金を落としてほしいから容姿のいい女性を集めてビールの売り子をさせているのでしょうが、そういうビジネスが不愉快だし、酔っぱらいを大量生産して暴力事件や迷惑行為を誘発させている。
子供の教育上にもよろしくないし、ビール飲みたきゃ居酒屋行けばいいじゃないですか。売り子も思いっきり目線を遮ることがあるし、自分は必要ないと思う。個人的には、これをきっかけに球場内禁酒の流れを進めてもらいたい」
重いビールサーバーを担ぎ、ビールを売る女性たち。現在のところ、痴漢から身を護るためには、「自己防衛」しかない状況。この事件をきっかけに、「在り方」について、もう一度議論するべきかもしれない。