同ドラマは、法医学者の主人公とその父親のベテラン刑事が、人々が事件や事故で亡くなった原因を究明するヒューマンドラマ。フジの看板ドラマ枠「月9」が連ドラの視聴率でトップに躍り出るのではと期待されている作品である。上野は万木朝顔役を演じている。
上野というと2001年、当時P&Gヘルスケアから発売されていた「クレアラシル」の3代目イメージガールに選出され、芸能界へ。02年放送のドラマ『生存 愛する娘のために』(NHK)で女優デビューを果たした。そして03年、連続テレビ小説『てるてる家族』(同)への出演で転機が訪れた。
2004年、主演の映画『スウィングガールズ』の大ヒットで、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。そして06年放送のドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)で主演を務め、数々の賞を受賞。人気女優の仲間入りを果たした。
上野は実力派と称される一方で、トラブルメーカーとしても知られている。ちなみに、上野の月9ドラマ主演は『のだめ』以来、13年ぶりとなるのだが、一部報道によると上野の起用にはフジ局内から反発の声が上がっていたという。
かねてから、上野にはジャニーズとの“因縁”があるようだ。
上野の代表作である『のだめ』は、W主演した俳優・玉木宏とのタッグ。だが、実は当初、同ドラマはTBSでV6・岡田准一の主演によってドラマ化する予定だったという。その際、ジャニーズ事務所が原作の大部分を変更し、主題歌をV6に起用せよと通告。原作者の二ノ宮知子氏が難色を示し、岡田主演の企画は流れたようだ。
そこでフジが、二ノ宮氏の原作を尊重した企画を持ち掛けドラマ化が実現したという。しかし、上野が主演する話は継続となったものの、同事務所のタレントは排除されることとなり、同事務所の圧力からか、『のだめ』の再放送はないに等しいと業界ではもっぱらのうわさだ。
今回『監察医』には同事務所の風間俊介とSixTONES・森本慎太郎が出演している。クセのある上野なだけに、現場で役柄を巡って演出家や共演者と口論することが日常茶飯事で、騒ぎを起こすのではとスタッフや制作側が冷や冷やしているという。
かつて上野は、2017年4月放送のドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)のヒロイン役を断ったと同年3月発売の『週刊新潮』(新潮社)に報じられた。同ドラマは、KAT-TUN・亀梨和也とタレント・山下智久の『野ブタ。をプロデュース』(同)以来となるW主演の話題作。ヒロイン役には女優の木村文乃が起用された。
同誌によると、一度はヒロイン役に決定したはずの上野がドタキャンしたために、二転三転の末、木村に決定したという。日テレ関係者も上野のワガママぶりに激怒したようだ。上野がドタキャンした理由は、演技の拙いジャニーズタレントと一緒にやりたくないから、とのことだったようだ。
「このドタキャンにより、上野は日テレから“出禁”を通達されたとの噂もある。その後はメディア露出が激減。誰もが認める人気女優といえども、気性が荒く周囲を振り回す上野に所属事務所のアミューズも頭を抱えているようだ。だが、上野も結婚していくらか丸くなったのだろうか。ジャニーズの共演を快諾したと同時にトラブルを起こさぬよう肝に銘じているのだろう」(ドラマ関係者)
結婚4年目の上野。妻となり多少丸くなったのかもしれない。