もともと86年から放送された日本テレビのドラマ版から人気に火が付いた「あぶ刑事」だが、映画は05年10月公開「まだまだあぶない刑事」以来10年ぶりで、各紙によると、今回がラストの作品。7本の「同キャスト同シリーズの刑事もの映画」製作は、「ダイ・ハード」の6本を超え世界最長だという。
舘は「足腰は多少パワーダウンしましたが…いまでも特技はバイクアクション!」、柴田は「大下勇次を演じるのはこれで本当に最後です。いつも通りジョークも添えてスクリーンで派手なお別れパーティーを開きたいと思います」とコメント。仲村トオル、浅野温子らレギュラー陣も出演するというから、「あぶ刑事」ファンにとっては待ち遠しい新作となったのだが…。
「かつてはキレキレのアクションで縦横無尽に暴れまくった舘と柴田だが、今や還暦を過ぎてしまった。前作の撮影では舘が走る場面で突然つまづくなど、随所に衰えが目立ったという。柴田は06年に初期の肺癌と診断され、摘出手術を受けたものの、以後体調が優れない時があるため、過激なアクションは難しそうだ」(映画関係者)
とはいえ、舘には老体にムチ打たなければならない事情があるというのだ。
「所属する石原プロモーションの台所事情が厳しい。トップの渡哲也は一部で重病説が報じられるなど、仕事を入れられず、ほかの俳優たちは仕事がないため、舘が自らどんどん仕事をとって来なければならなくなった」(芸能記者)
なにはともあれ、ラスト作はヒットして有終の美を飾ってほしいものだ。