◎トーセンラー
○ダイワファルコン
▲タッチミーノット
△ゲシュタルト
△スマートステージ
昔は夏の福島競馬の掉尾を飾る名物レースとして、今はサマー2000シリーズの開幕戦として趣を変えつつある「七夕賞」。今年は重賞のGII、GIIIの常連が顔を揃えまずまずの好メンバーとなった。注目は、昨年の牡馬クラシックにフル参戦(皐月賞7着、ダービー11着、菊花賞3着)し、本年の飛躍が期待されながら4戦未勝利のトーセンラー。きさらぎ賞V、菊花賞3着の実績から京都コースを最も得意としているのは明らかだが(3角からの下り坂で惰性に乗って走れるのが良いのか)、前で競馬ができるし直線が平坦な福島コースは特に問題はないだろう。今週の追い切りも良く動いており状態面は申し分なし。良馬場なら力関係的には最有力だけに、天気が崩れないことを祈りたい。
好走と凡走の落差が大きく気分次第の印象があるダイワファルコンだが、最近は一走毎に好走のパターンがあり今回は「走る」番?。それほど単純ではないかもしれないが、中間の調整も順調にきており走れる雰囲気はある。他では、昨年の2着馬タッチミーノットが叩き3戦目でかなり調子が上向いている。ハンデの56キロも好材料であり、スムーズな競馬になれば崩れることはないだろう。小回りが得意なゲシュタルトと中間の障害練習効果で一変する可能性があるスマートステージもおさえておきたい。
【馬連】流し(5)軸(1)(3)(10)(14)
【3連単】フォーメーション(5)→(3)(10)→(1)(3)(10)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。