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中日・川上憲伸 FAで巨人入り!?

 FA、移籍市場は今年も巨人に引っ掻き回されそうだ。巨人は上原のメジャー入りで、投手陣の整備が急務。FA権を得たロッテ・清水に食指を伸ばすのは間違いないが、本命は中日・川上憲伸なのだという。原巨人と落合中日、さらに米メジャーも絡む川上争奪戦は、シーズン終了を待たずに本格化しそうだ。

 巨人は昨年、ヤクルトを自由契約になったグライジンガー投手とラミレス野手を、阪神、中日、ソフトバンク、オリックスらとの激烈な獲得合戦の末、両取りに成功。
 阪神との絶望的なゲーム差を追い上げたのは、この2選手と小笠原の移籍・FA組の活躍によるところが大きい。スポーツ紙デスクが解説する。
 「内海や坂本ら、生え抜き組が成長したといっても、グライやラミレスがいなかったら巨人の今はなかった。原監督は続投が決まって、すでに来季の構想を練っている。その中には上原が抜ける穴をどう埋めるかがあるのは間違いなく、最優先事項になっているはずです」
 勝ち星が計算できる投手を外部から導入するのは必然。その候補に浮上してきているのが中日の川上だ。メジャーに精通するフリージャーナリストが解説する。
 「川上は東海岸のチームが希望のようですが、実現は難しいかもしれない。希望球団のひとつ、レッドソックスは先発投手の駒が足りています。ヤンキースも伊良部や井川で懲りたからではないでしょうが、日本人選手は取らないことに方針転換しています」
 川上が先発投手としてメジャーの厳しいローテに耐えられるかどうか。中4日で回すのがふつうだけに、日本の1週間に1度程度の登板に慣れ肩に不安が残る川上には過酷過ぎる。
 9月末、中日の球団サイドは、メジャーが獲得に名乗りを挙げないこともありうるのを見越してか、川上に残留を要請している。しかし…。
 「落合監督と折り合いがいいとはいえない川上に、球団に残る気はない。メジャーから声が掛からないようなら、日本の球団を選択するでしょう」(前出・スポーツ紙デスク)
 そこで、浮上してきたのが巨人入り。球界OBが、巨人が中日から川上を取るメリットを、次のように解説する。
 「また故障が発生したとして戦力として計算できなくなったとしても、巨人はいいんだよ。ライバルの戦力をそぐメリットがあるからで、この手は巨人は何度も使ってきた歴史がある。つまり、2軍でくすぶることになってもいい。李や二岡が2軍で調整していたときに、連勝はスタートしていたように戦力的には余裕がある。投手もそう。内海や中継ぎの山口らが使えるようになって、先発の1人が登録抹消になったとしても、何とかなるんだ」
 川上の今季推定年俸は3億4000万円。金満球団・巨人なら1億円以上の上積み、5億円でも出せる。
 「ロッテの清水次第になりそうですが、ふたりがOKしたとしても巨人なら取れる。去年に続いて、両取りを狙っていたとしてもおかしくない」(前出・スポーツ紙記者)
 川上が巨人入りして働くようなら、原監督の長期政権も現実味を帯びてきそうだ。
上原や川上が注目されてきたFA選手だが、より“お買い得”と見られているのがロッテの清水直行投手と広島の二塁手・東出輝裕だ。特に清水は今季まで7年間で6度2ケタ勝利しているのに推定年俸は、わずか1億6000万円。巨人ならおそらく3億に届いていただろう。
 「FA宣言してもメジャーから声がかかるのは五分五分。巨人の他に横浜やヤクルトあたりが興味を示していますが、巨人なら二つ返事もある」(パ・リーグ担当記者)
 一方の東出は元々、大の巨人ファン。二塁なら実力的に見てレギュラー取りも可能。獲得の意思を示せば即OKだろう。

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