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マリナーズ・菊池、イチロー氏の“金言”を無駄に? 助言とは真逆の成績に「擁護できない」の声も

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菊池雄星(写真は西武時代)

 12月18日に放送された『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、今シーズンから米メジャー・マリナーズでプレーしている菊池雄星がVTR出演。今年3月に引退したイチロー氏とのやりとりについて言及した。

 同日の放送では、メジャー1年目の戦いを終えた菊池について特集。菊池はマリナーズのホームタウン・シアトルにある自宅で取材に応じ、3月31日にこの世を去った父への思いやイチロー氏から受けた言葉を明かした。

 菊池はイチロー氏の現役最終戦となった3月21日の試合で、先発としてメジャー初登板を果たし「4回3分の2・4安打・2失点(自責点1)」。同試合ではこの成績に加え、8回裏にイチロー氏がベンチに退いた際、涙を流しながら抱擁を交わした様子も広く報じられていた。

 同試合の後に改めてイチロー氏と話したという菊池は、その際に「いろんなことがあると思うけど、雄星ならできると思うから頑張れ」と激励されたという。

 同時に、「結果を出せば、この国(アメリカ)は違う見方をしてくれる。だから何が何でも結果を出すんだ」と、継続して結果を出し続けることの大切さを説かれたことも明かした。

 イチロー氏からの言葉に発奮し、マリナーズのエースになろうと心に誓ったという菊池。しかし、その後は4月20日のメジャー初勝利までに6試合を要するなどなかなか白星を挙げられず、5月25日〜6月18日にかけては4連敗。さらに、6月8日の試合では、母校・花巻東高校の後輩である大谷翔平(エンゼルス)に本塁打を浴びる屈辱も味わった。

 結果を残せない日々に気落ちした菊池はアドバイスを求め、引退後もチームに帯同し選手をサポートしていたイチロー氏の元へ。そこでイチロー氏からもらった「結果が出ないことが良くないんじゃなくて、なぜ結果が出ないか分からないことが一番良くないんだ」、「なぜ抑えられたのか、自分の中にしっかり(とした)根拠があれば大丈夫」という言葉が、その後のシーズンを戦う中で心の支えとなったと語っていた。

 4連敗以降も「16試合・3勝6敗・防御率5.75」と、結果だけ見れば不振から抜け出すことはできなかった菊池。ただ、メジャー初完封をマークした8月18日の試合など、今後に期待が持てる投球を披露した試合も一部あった。

 今回の放送を受け、ネット上のファンからは「自分が結果残してるだけに、イチローの言葉には重みがある」、「イチローから直接励まされたらそりゃモチベーション上がるよな」、「激励受けてもそんなに成績良くなってなくない?」、「さすがにこの成績では擁護のしようがない」といった反応が多数寄せられた。

 VTRの最後に「アメリカやシアトルのファンに、『彼がエースだ』と言ってもらえるような結果を出したい」と決意を述べた菊池。来シーズンはイチロー氏からの“金言”を胸に、「32登板・6勝11敗・防御率5.46」に終わった今シーズンの雪辱を果たせるだろうか。

文 / 柴田雅人

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