「折り合いをつけるのが難しい馬だけど、今日は流れに乗っていいレースができた」と岩田騎手。「早めにここに目標を定め、ハード調教を積んだ」と話す谷師の期待に応えての快勝だった。
地方所属としてエンプレス杯が最後のレースとなった内田博幸騎手は1番人気のラピッドオレンジに騎乗したものの、結果は6着に終わった。
ラストランを終えた内田博騎手は、「勝ちたかったけど、最後に1番人気を裏切ったのは『まだまだこれから』ということでしょう。ある意味記憶に残るレース。最後はこみ上げてくるものがありましたね」とすがすがしい表情で話した。
最終レース終了後に行われた送る会ではファンからの声援にグッと涙をこらえる場面も。「若手が自分を見て伸びるようにというトップの役割を果たし、今度は自分自身の挑戦。どんなことがあっても食らいついていく」と、熱い声援に新天地での活躍を誓った。
3月1日からJRA所属となり、早くもデビュー初日の土曜日から10鞍の騎乗依頼が舞い込んでいる。