初戦の日本対コートジボワール戦(15日=NHK総合が放送)の平均視聴率は前半が42.6%、後半が46.6%で、2戦目の視聴率は大きく下がった。ただ、コートジボワール戦は日曜日の午前10時キックオフという視聴しやすい時間帯だったのに対し、ギリシャ戦は平日で通勤時間帯と重なったため、やむを得ない結果ともいえる。
サッカーW杯の日本戦中継で、大きな影響を受けてしまったのがNHK連続テレビ小説「花子とアン」(吉高由里子主演/月〜土曜日午前8時〜)で、20日の放送は17.8%と過去最低。同ドラマの視聴率が、20%を切ったのは5月17日の18.9%以来、2度目。
ギリシャ戦は日本テレビとともに、NHKもBS1でも生中継したため、NHKは自らの手で首を絞める結果にもなった。
20日は数字を落とした同ドラマだが、それでも、第12週「銀座のカフェーで会いましょう」(6月16日〜21日)の週平均視聴率は21.6%をマーク。過去最高だった第11週の23.3%からは大きく下がったものの、依然好調はキープし、改めて、その強さを発揮。これで、放送開始以降、12週連続で週平均21%超えを果たしている。
第13週「その恋、忘れられますか?」は23日から放送中だ。
(坂本太郎)