石野は自身の出演中止を伝えるニュースのリンクとともに、3月14日にツイッターを更新し、「だとよ」とコメントしている。石野の所属事務所は「連帯責任ではなく出演者の混乱を避けるため」と説明しているが、やはり連帯責任の印象はぬぐえない。
瀧容疑者の逮捕を受けて、電気グルーヴが所属するソニー・ミュージックレーベルズは「CD、映像商品の出荷停止・店頭在庫回収、音源・映像のデジタル配信停止」を発表し、CD価格は軒並み高騰している。この対応に、ネット上では「行き過ぎ」「音楽に罪はない」といった声が聞かれるが、やむを得ない措置ともいえる。
ただ、石野は電気グルーヴとは別に、20年以上に渡ってソロ活動を行っている。ソロ活動として瀧容疑者が俳優活動を行っているように、あくまでも双方の活動は別々ではないだろうか。
この実質的な連帯責任論で思い出されるのが、TOKIOのケースだろう。2018年4月に山口達也氏が、未成年女性に対する強制わいせつ事件による書類送検が報じられると、山口氏以外のメンバーがそろった謝罪会見が行われた。こちらは道義上の責任があるとはいえ、同5月に発売予定だった城島茂のソロ活動となる島茂子のDVDシングル「戯言」の発売が直前に中止(同7月に内容修正して発売)となっている。理由は定かではないが、「特典DVDに山口が映り込んでいるため」といった細かすぎる配慮があったといわれる。
このレベルで発売中止となってしまうならば、「ピエール瀧容疑者の相方」である石野の今後の活動にも支障が出る可能性はありそうだ。ネット上では、「なんだか高野連みたいだな」「電気グルーヴって2人とも50歳過ぎのおっさんなんだから小中学生みたいなことさせるな」といった声が聞かれる。やはりファンとしては納得がいかないのは確かだろう。
記事内の引用について
石野卓球のツイッターより https://twitter.com/takkyuishino