逮捕が確定した13日には、瀧容疑者が司会を担当する静岡朝日テレビのバラエティ番組『ピエール瀧のしょんないTV』の放送休止が決定。また、瀧容疑者が声優を務めているディズニーアニメ『アナと雪の女王』は持ち役のオラフの声優を降板、さらには、瀧容疑者が出演したPS4用のゲームソフト「JUDGE EYES:死神の遺言」は当分の間、販売を自粛するなど波紋が相次いでいる。
現在、瀧容疑者はNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』にレギュラー出演中であるほか、2019年5月には映画『居眠り磐音』の公開が控えているなど、売れっ子俳優のために、その影響は計り知れない。
さらに、瀧容疑者が寿司屋の大将としてレギュラー出演し、3月17日および24日にNHK BSプレミアムで午後1時から前後編で予定されている連続テレビ小説『あまちゃん』総集編の再放送については、NHKは13日中にホームページを削除。こちらも放送中止が決定的となりそうだ。
今回の総集編の中止(見込)に対し、多く『あまちゃん』ファンは怒りを覚えているといい、放送局であるNHKにも現在、クレームが相次いでいるという。
今回の『あまちゃん』総集編の再放送は、同じ脚本家(宮藤官九郎)の作品である大河ドラマ『いだてん』の宣伝のための再放送ではなく、震災により一部区間が不通となった地域が「三陸鉄道リアス線」として、リニューアルする記念の再放送であった。
そのため、この『あまちゃん』総集編では、「三陸鉄道リアス線」の情報を全国に共有するための放送であったため、今回の放送中止に心を痛めている岩手県の地元ファンは数多い。
これには、ネットでは「『作品に罪はない』という事をこれほど実感できる出来事もない」、「そんなに作品を急いで葬る方が大事なのか?」、「ピエール瀧のシーンを全カットする訳にはいかないの?」「リアス線開通寸前のこの日に放送しないと意味がない」といった声が相次いでいる。
あまりに影響が大きすぎた瀧容疑者の逮捕騒動。混乱はまだまだ続きそうだ。