デビューして6年8カ月…なぜ、この時期に引退なのか? まだまだ出来るという声もあるが、風香の引退にはいくつかの理由があげられる。
自主興行の『風香祭』を10回以上開催し、2度に及ぶメキシコ遠征を実現させている風香。シュートボクシングでは、さいたまスーパーアリーナでのビッグマッチに起用されるなど、潜在能力を超えたプロデュース力も発揮し続けてきただけに、「惜しまれるうちに引退したい」という願望が誰よりも強い。また、昨年の大晦日に、元気美佐恵が惜しまれて引退したことも引き金になっている。
また「試合の翌日は一日起き上がれないほど疲労困ぱいする…」(風香)と漏らすなど、小さな体で奮闘してきた代償は大きく、体調面が優れないことも引退へ拍車を掛ける要因となった。加えて、元々、タレント志向でプロレス入りしただけに、レスラー生活に固執していない側面もあるようだ。引退興行は来春に予定されているが、その去就は未定。両親が小学校の校長という教職に付き、長男が奈良市市会議員を務めていただけに風香も市政や教育に興味があるが…寿引退というおめでたいニュースでの幕引きではない。
なお、10月25日に新木場1stRINGで開催される『風香祭11』で風香自身からその報告と、引退興行の日時が発表される模様だ。