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あの大手レコード会社が進める大リストラ計画

 世間の関心はJALの債権問題に集まっているが、華やかな世界の芸能界にとってももはや他人事ではないようだ。
 「ここ10年来、日本の音楽界をリードし続けてきた大手レコード会社・エイベックスが近々、大リストラ計画を発表。そうなった大きな原因はCDが売れないから」(レコード会社関係者)

 現在は持株会社「エイベックス・グループ・ホールディングス」となっているが、同社は88年に現在同社の社長である松浦勝人氏らが設立。
 設立当初はダンスミュージックを日本で流行らせ急成長。90年代は安室奈美恵、TRFら音楽プロデューサーの小室哲哉が手がけた「小室ファミリー」、その後、浜崎あゆみ、倖田來未、EXILEらが同社の主力アーティストとして活躍しているが、売り上げは右肩下がりだという。
 「まず、CDが売れないのに加え、一時期映画事業に手を出し大失敗。株価は06年1月には3000円を超えていたのに、このところは770円から780円で推移している。現状を打開するため、NTTドコモの携帯専用のテレビ局『Bee TV』を立ち上げ、香港・台湾など東アジアのマーケットに進出しているが“焼け石に水”だった」(週刊誌記者)

 そこで実行されることになったのが大規模なリストラ計画というわけだ。
 「現在、社員は約1400人ほどだが、なんと、そのうちの300人ぐらいのクビを切るそうで、たっぷり予算を計上しているというから、退職金にかなり上乗せされるようだ」(同)
 JALは次期CEOに京セラの稲盛和夫名誉会長を迎え再建を託すが、「松浦氏はもともとプロデューサーだから制作は天才的な才能を持つが経営は素人。JALにならい外部からそれなりの人物を迎えるべき」(同)というが、リストラされる社員はたまったものじゃないだろう。

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