『あいのり』は1999年から2009年までフジテレビ系で放送された人気番組である。男女がひとつの車に「相乗り」し、人間関係の行方を追う恋愛ドキュメントバラエティである。2017年10月からNetflixで復活していた。モデルの卵のアスカと、どら焼き職人にしてキックボクサーの顔を持つ裕ちゃんは、復活後初のカップル成立として話題となっていた。
これを受け、ネット上では「お似合いのカップルだと思ったんだけどな」「旅先での恋ってやっぱり熱しやすく冷めやすいんだね」といった声が聞かれる。さらには、最近のあの騒動に引っ掛けて、「これすら台本通りなんじゃないの?」といった声も見られた。言わずもがなこれは『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)における現地の祭りに関する過剰演出問題を受けてのものだろう。『あいのり:Asian Journey』の舞台が東南アジアであったことも、タイとラオスで問題を起こした『イッテQ!』と重なってしまった。
「『あいのり』は放送中から、たびたびやらせ疑惑が取りざたされていました。特に出演者のキャラクターが作られていたのではといわれていますね。さらに、同系統のリアリティ番組といえる『テラスハウス』では、細かいセリフはもちろん、カメラ写りまで指示されていたとのこと。スタッフのセクハラ、パワハラも横行していたと言われ、この問題は『イッテQ!』と同じ『週刊文春』(文藝春秋)で報じられました」(芸能ライター)
実際に台本があったかは定かではないが、アスカは破局の理由として帰国後の生活のすれ違いや価値観の相違などを挙げている。むしろ番組本編よりも、こちらの方がリアリティのある話ともいえそうだ。