18日の全日プロ創立35周年記念大会で新たなる殺りく兵器「ゾディアック」を投入。さらにシルバー・キングも獲得と、その勢いは全日プロ内にはとどまらないIVM。今年に入ってからは小島聡を軍団入りさせるなど、次々と戦力を補強し続けているが、早くも次なる獲物に目を付けている。移籍したばかりの西村だ。
TARUは西村について「西村が来ようが誰がこようが関係ない。武藤の戦力になるんやったら叩き潰すし、使い物にならんかったら無視や」と吐き捨て「まあ、お手並み拝見やな。まだ真意がわからんし」とまずは静観する姿勢を姿勢を示していた。
しかし、その一方では「野心や恨みがあるなら話は別や」とし「心に曇りがあるんなら“ブードゥ教”が話を聞いたるで」とIVMに誘惑。ついには「ビジネス的な話があるんやったら手を組まんでもない」と西村に共闘を呼び掛けてみせた。
また、「長年、人を見てきとるからな。本当に悪い奴ちゅうんは、表で握手しても心の中では舌出しとるもんや」とし、10・18の乱入劇の後に武藤敬司社長と握手した場面を皮肉り、西村の心に潜む闇を指摘して不敵な笑みを浮かべた。
すでに西村のヒールな部分を感じ取っているいる様子のTARUは、勧誘プランも練り上げている。「金積んでブードゥ入りってのも悪くないんじゃないの。小島くんと同じ額(5000万円)は用意するで」と小島獲得時と同じように、札束攻勢で西村の心の闇に訴えかけていく作戦を明かした。
全日プロ制圧、世界制圧に向けて着々と新戦力を整えているIVM。仮に西村が戦力として加われば、野望達成に向けて大きな力となることは間違いない。このメッセージが吉と出るのか、凶と出るのか。果たして西村はどんな反応を示すのか。