作家・大橋弘祐氏の恋愛小説『SURVIVAL WEDDING』が原作の同ドラマ。30歳を目前に控え、結婚するために会社を寿退社するが、その晩に婚約者に別れを告げられ、崖っぷちに陥った女性・黒木さやかを波瑠が演じる。そんなさやかを拾い、自身が編集長を務める雑誌『riz』に引き入れたのが、伊勢谷友介演じる宇佐美博人。宇佐美はさやかに「半年以内に結婚しなければクビ」と命じ、さやかはしぶしぶ婚活を始めるが、身勝手な元カレと、新しく出会った取引先の広告代理店に勤める年下イケメン・柏木祐一(吉沢亮)との間で揺れる婚活女子の心境も描いている。
「柏木王子」こと柏木が本格的にストーリーに絡み始めたのは第2話から。それと同時に登場したのが、取引先の製薬会社で広報として勤務する栗原美里。女優の奈緒が演じている。登場とともにキラキラとしたオーラを発し、さやかを圧倒した“愛され系女子”の美里は積極的に柏木王子にアタック。会議中にも柏木の前でさやかにマウンティングし、派手なワンピースを着てしたたかさを見せつけ、さやかを圧倒していた。
第2話、第3話の放送後、ネット上では「製薬会社の子、憎らしいわ…!」「愛され女子の子、演技うまいから余計腹が立つ(笑)」「まさに女に嫌われる女だわ」などと美里を批判する声が相次いでいた。実は奈緒は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主人公・鈴愛(永野芽郁)の親友・木田原菜生を演じる朝ドラ女優だった。ネット上には「愛され女子の子って菜生だったか!役が違いすぎて分からなかった」「朝ドラの親友役ってブレイクの登竜門だよね。頑張ってるな」との声も見受けられた。
奈緒自身は11日に自身のツイッターを更新し、「『サバイバル・ウェディング』クランクインしました!(戦略系)愛され女子栗原美里です。よろしくお願いします」と告知。その後、28日にもツイッターでミニ扇風機を顔に当てる可愛らしい写真をアップしつつ、「#戦略フォト」とハッシュタグを付けるなど、あざとさをアピール。また、原作者の大橋弘祐氏も自身のツイッターで「原作でも、奈緒さん演じる『栗原美里』というキャラが一番うまくかけた気がするので、ぜひ注目してみてください! 恋愛テクで全開で吉沢亮くんに迫ります!」とツイートするなど、美里がかなり作り込まれた強力ライバル役である様子がうかがえる。
今回、『サバイバル・ウェディング』で演じたのは女性からの評価が極端に低くなりそうな役柄。しかし、朝ドラで演じる菜生の好感度が高いこともあってか、「菜生とまた違う魅力が見られて嬉しい!」「菜生ちゃんがいい子だから、美里ちゃんが嫌いになれない!」などの声もちらほら。ドラマ内でいくら憎らしい役を演じたとしても、朝ドラ女優ならではの好感度の高さはもはや崩せないのだろう。奈緒の今後の活躍に期待しつつ、『サバイバル・ウェディング』の次の展開を見守りたい。
記事内の引用について
奈緒公式ツイッターより https://twitter.com/naonotubu
大橋弘祐公式ツイッターより https://twitter.com/ohashi_kosuke