26日の横浜大会で負ければタイトル戦線からの永久撤退を表明していた小島が、3年3カ月ぶりに王座返り咲きを果たした。
アジアタッグに続き、三冠ベルトを取り戻したことで、GURENTAIから政権奪還にも成功。2度目の政権を発足させた小島は、今後の防衛プランを明かした。
「なかなか挑戦者は見えてこないけど、その時の旬な人とやりたいと思っている。あとは、海外での防衛戦もおもしろい」。さらなる進化を求め、アウェーとなる海外での初防衛戦も視野に入れているという。
全日プロは現在、TNAやメキシコなど世界各国にパイプを持っているだけに、決して難しい話ではない。
また、三冠ヘビー級王座は今年で創設20年目を迎えるが、海外でタイトルマッチを行った記録は過去に一度もない。海外でのタイトル戦が実現すれば、三冠&IWGPヘビーの同時戴冠やG1タッグ&最強タッグのダブル優勝など、様々な偉業を成し遂げてきた小島にとっても新たな“勲章”となる。
「この3年間はすごい充実してましたよ。いろんなテーマを持ってやってきた。ブードゥ・マーダーズとか天コジとかF4…自分なりの目標を見つけてきた。でも、三冠を巻くということはまた違ったこと」とベルトへの思いを口にする。
「三冠ベルトを持つことは一番の話題の中心にいるということ」と“新党首”として決意表明した小島。新たな豪腕伝説が幕を開ける。