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『モンテ・クリスト伯』、視聴率低迷もネットからの評価上々の理由は視聴者層にあり?

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ディーン・フジオカ

 木曜ドラマ『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(フジテレビ系)の第7話が5月31日に放送され、視聴率が5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。

 日本では『巌窟王』として知られるフランスの小説『モンテ・クリスト伯』をベースに、舞台を現代日本に置き換えた本作。かつての親友らに裏切られ、復讐に燃える大富豪、モンテ・クリスト・真海をディーン・フジオカが演じている。

 回を重ねていくごとに人間関係が複雑に絡み合っていくさまが多くの視聴者を虜にし、インターネット掲示板で多くの視聴者が実況するなど評判は上々。ツイッターをはじめとしたSNSでも反響は大きい。ただ、唯一残念な点は視聴率だ。初回は5.1%と、今クールのドラマの中では最も低調なスタートだった。第3話で7.1%まで上昇したものの、徐々に低迷。第7話も第6話の6.0%から0.1ポイントの微減となった。

 しかし、低視聴率を連発しているのは視聴者層の違いも関係しているのだという。

 「夜10時から放送しているため、主な視聴者層は子どもが寝静まった後に自分の時間を楽しむような大人たち。海外ドラマを好む主婦層から高い支持を受けています。ストーリーが複雑で、一度見逃してしまうと細かい部分が分からなくなるという声も見受けられますが、むしろその複雑さが大人には好評。『今後のストーリーを予想しながら見たい』と考える視聴者は満足しているようです」(ドラマライター)

 現に、視聴率の低さがネットニュースで話題に上がっても、「数字では測れない面白さ。すごい細かく計算された良質な作品だと思う」「低視聴率が本当に謎!久々にテレビドラマが面白い!」「視聴率のことはもういいです。おもしろいので関係ない」との声が目立つ。ドラマのクオリティの高さを称える声が多数寄せられており、「1週間待ちきれない」「早く次話を見たい」との声も多い。

 視聴者はもはや、視聴率に興味がない様子だ。次回の展開も楽しみにしたい。

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