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キムタクの中華圏進出は無謀? 人気タレント、俳優もこっそり進出・撤退していた

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 俳優の木村拓哉が、12月に台湾で行われるファッションイベント「ASIA FASHION AWARD」に出演する予定と、複数の現地メディアが報じた。木村は、台湾で「日本ドラマの天王」と呼ばれ人気を誇る。2010年には、月9ドラマ『月の恋人〜Moon Lovers〜』(フジテレビ系)で台湾トップモデルのリン・チーリン(林志玲)とも共演している。今回は2人とも同イベントに出演予定だという。これを機に木村は、今後中華圏での活動にも力を入れるのではと言われている。

 台湾進出と言えば、あまり知られていないが、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が積極的だ。コンビで出演している冠番組『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)は、2004年10月から台湾で『男女糾察隊(男と女の更生隊)』というタイトルで日本の放送より約1か月遅れで現在も放送されている。若者を中心に人気を集め、司会の田村は台湾で「小淳(淳ちゃん)」と呼ばれるようになった。2013年には、台湾のバラエティ番組『絶対不単淳』で初司会を務めた。しかし、番組のコーナーが当時『ロンハー』のパクリだと指摘され、平均視聴率も0.18%と低迷。1クールで打ち切りになった。

 他にも、田村が「haderu」の名義でボーカルを務めているビジュアル系バンド・jealkb(ジュアルケービー)は、台湾の人気バンドMAYDAY(五月天)と親交がある。2016年7月には、MAYDAYが主催する台湾音楽フェス「SUPER SLIPPA」に出演した。今年12月10日には、台北で現地のアーティストとライブを開催する予定もある。台湾テレビ界進出こそ失敗したものの、田村はライブを中心に現地との交流を続けており、2015年には台湾政府から「台湾観光貢献賞」を贈られ、馬英九総統(当時)と握手する姿が話題になった。

 台湾での修行を経て帰国後に成功を収めた例もある。

 1997年、日本でブレイクする前の阿部寛が、台湾のテレビドラマ『菅芒花的春天』(カンススキの春)に出演していた。しかし、台湾の作品への出演はその1作のみ。台湾進出を断念したのか日本に戻った阿部は、同年末にドラマ『成田離婚』(フジテレビ系)でブレイクを果たし、日本を代表する役者となった。今年2月8日に台湾でのPRイベントに登壇した阿部は当時を振り返り、「台湾にいた時、スタッフの皆様には大変お世話になりました」と感謝の気持ちを伝えた。

 また、イベント開催の少し前の同月6日、台湾東部の花蓮県で最大震度7の強い地震が発生。台湾政府によると、200人以上の死傷者が出た。その時阿部は台北市内のホテルに滞在しており、地震に遭遇。これを受けて、このイベント時に被災者へ約1000万円を寄付すると表明し、日本でも話題となった。2012年に古代ローマ人の役で出演した映画『テルマエ・ロマエ』が台湾でもヒットしたこともあり、現地ネット民から「ありがとうローマ人」「顔も心もイケメン」などと感謝の声が殺到した。阿部の台湾に対する感謝の気持ちが表れているエピソードだ。

 親日国で有名な台湾には、日本の番組専門チャンネルがある。日本のドラマ、バラエティ番組も多数放送されており、中華圏進出を目指す日本芸能人の登竜門と言われている。木村も今後世界に通用する俳優を目指すのであれば、台湾での成功がその足掛かりとなると言ってもいいだろう。

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