王者・カズはきょう26日の全日本プロレス横浜大会で、スペル・クレイジーの挑戦を受けるが、シリーズを通して行われてきた前哨戦は、完全に挑戦者に分があった。
頭脳派対決になる。肌を合わせれば「考え方が同じなので、技の読み合いになる」というカズ。だがメキシコ、アメリカのメジャー団体で名を馳せてきた巧者・クレイジーを上回ることは容易ではない。実際にカズは「読み合いで2、3手も先に行かれている。戦いづらい相手」と警戒心を強める。
王者として常にクオリティーの高い試合を見せ、全日本ジュニアをリードしてきたカズだが、今回ばかりは手詰まり感が漂う。世界ジュニアのベルトが海外流出の危機に瀕している。