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ローズS(GII、阪神芝1800メートル、20日) 谷やんの地獄耳 レッドディザイアの松永幹調教師を直撃

 今週の阪神メーンは秋華賞TR「第27回ローズS」(GII、芝1800メートル、20日)。断然の主役レッドディザイアを管理する松永幹調教師を栗東キャップ・谷口記者が直撃した。

 −−まずは痛恨のハナ差2着だったオークスを振り返ってください。
 松永幹師「直線で割と窮屈なところにいたので、どうやって割ってくるかと思った瞬間、スペースができてスパッと抜け出してきた。うまく行きすぎて早めに先頭に立つ形になったけど、あれも競馬ですからね。あそこまでいったら勝ちたかったけど、結局、こちらが思っていた以上にブエナビスタが強かったんでしょう」

 −−ひと夏越して、成長は?
 松永幹師「順調に越せましたよ。牝馬にしては体調の変化がないタイプで、春の時点である程度完成していましたから。あの状態を維持できているし、満足しています。体重は今で492キロ。輸送を考慮すれば、オークスとほぼ同じぐらいで出せると思います」

 −−16日の最終追い切りの感想は?
 松永幹師「1週前、9日の坂路で50秒0(800メートル)という好時計を出しているから、今週は『あまりやりすぎないように』と乗り手には言っておきました。上がり2Fを馬なりで上がってくる理想的な追い切りができました。乗り手は『ちょっと速すぎた』と言っていましたが、馬なりで息も全然乱れなかった。心配ありません」

 −−ブエナビスタが凱旋門賞を回避。秋華賞で3度目の激突が実現しそうです。
 松永幹師「今年は一緒に走る機会がないと思っていましたから、すごくうれしい。今度こそという気持ちがフツフツと湧いてきています」

 −−最後に抱負を。
 松永幹師「TRといっても状態がいいし、是が非でも勝って秋華賞でブエナビスタと戦いたい。夏以降、厩舎の流れも良くなっていますから」

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