RABは以前から動画共有サイトに投稿をおこなっているが、番組に出演した時のようなステレオタイプのオタクファッションではない。番組上の演出はともかく、RABのパフォーマーとしてのレベルは高く評価されている。
しかし、『スタードラフト会議』については、オタクのイメージを貶める過剰演出の疑いがある。日テレに確認を求めたが、期日までに返答がなかった。真相は不明だ。
日テレといえば、番組が放送された同じ5月に放送倫理・番組向上機構(BPO)より、『news every.サタデー』の番組内で放送された「ペットビジネス最前線」で、放送倫理に反する内容があったと報道されたばかりだった。
一般人を巻き込んだ紛らわしい過剰演出は、視聴者離れに拍車がかかる原因となるだけではなく、本当に必要な情報が伝わらなくなる危険性がある。また、そういった放送をおこなった場合はすぐさまネット上で分析され、激しい批判を招いてしまう。
真摯に番組作りに取り組めば、社団法人日本民間放送連盟が基準をクリアした優れた番組を表彰する「日本民間放送連盟賞」にも選ばれるはずだ。
日テレの『スタードラフト会議』が賞に選ばれる日は来るのだろうか?