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恐怖! 本当にあった? 異次元へ繋がる怪村

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画像はイメージです。

 2014年12月初旬、とあるTwitterユーザーのつぶやきが世のオカルトファンを震撼させた。

 11月8日の深夜、ひとりの男性が散歩中に異次元空間に迷いこみ「神隠し」に遭っていた、というのである。

 実際のTwitterユーザーの投稿によると、深夜の散歩中に古い集落に迷い込み、全くの人気のない道路、古びた公園、そして道端に放置された古い電車を発見。彼はパニックになりながらもTwitterでの実況を続けていたが、最後は自転車よりも早く走る老婆に追いかけられ、真っ赤な写真とともに投稿は途切れる…というものだ。まるでホラー映画のワンシーンのような壮絶なツイートは12月初旬にネット上に広がり話題となった。

 11月8日の投稿以降、Twitterページは削除されることなく凍結状態にあり、男性の安否が心配されていたが、現在このユーザーは騒ぎがひと段落した12月8日に自分が健在であることをアピールしている。

 一部では「手の込んだいたずら説」も囁かれているが、現在男性はいたずらだったとは明言しておらず真相は謎のままである。

 さて、このような神隠し事件、もしくは異次元へ飛ばされる村の話は古くからインターネットを中心に話題になっており、特にメジャーなのが「きさらぎ駅」という都市伝説の怪談話である。

 「きさらぎ駅」とは日本のどこかにあるとされる幻の無人駅のことである。電車を降りると周りに人気はなく駅を出ても山と草原が広がるばかりで、しばらく歩くと大きなトンネルがあるのだが、トンネルをくぐると元の世界には戻れなくなってしまうのだという。

 オカルト研究家の山口敏太郎が自身のラジオ番組「山口敏太郎の日本大好き」で語ったところによると異次元空間の存在は別にしつつも「地図に載っていない駅」へ人間が迷い込むというケースは本当にあると語っている。

 これはいわゆる鉄道の引き込み線という鉄道車両が保管される倉庫へと直結する路線などを指す企業専用の線路のことで、ときおり何かのミスで一般人が紛れ込んでしまうことがあるのだという。きさらぎ駅もこのような普段一般人が入り込むことができない線路に迷いこんでしまった話がモデルではないかと推測している。

 ほかにも今回のTwitterユーザー神隠し事件のように異次元へと直結する村の話も最近では話題になっており東海地方の「ラビリンス村」という村は「迷い込んでしまったら二度と出られない村」として知られている。山口敏太郎は某番組のロケでラビリンス村へ取材に行ったのだが、何度動いても元の場所に戻ってしまい、麓に下山したくても降りられなくなってしまったのだという。これは恐らく山自体の構造がなんど進んでも同じ場所へと戻ってしまうよう作られているのでは、と言われている。

 今回のTwitterユーザー神隠し事件の真相は謎のままだが、実際に迷い込んだら出られない迷宮は確実に存在するのである。

写真:ラビリンス村の一枚。光のせいかところどころに人の顔のようなものも…
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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