まずは、ロンドンブーツ1号2号の田村淳。知人と共同作業で生みだしたのは、スルースキルズ。キャッチフレーズは、「今帰ってきてほしいアイドル」だ。
女性たちは、淳が休日を利用してツイッターをおもに配信してきた『淳の休日』から誕生。コンセプトは、「罵られるアイドル」だ。ツイッター上の炎上(攻撃)を無視(スルー)できずに反論してしまう、スルーするスキルを持ったアイドルという意味。結成は、昨年。その2年後(15年)、日本武道館でライブを開催することを、当面の目標にしている。
同じく、自虐を全面的に掲げているのは、オアシズ・大久保佳代子がゼネラルマネージャーを務める、ザ・マーガリンズ。こちらは、テレビ番組『マルガリン銀行』(TOKYO MX)から誕生。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)などを手掛け、人気AVアイドルによる恵比寿マスカッツの生みの親でもあったマッコイ斉藤が、総監督を務める。
「借金をしている女性限定」という珍しいコンセプトで、オーディションを実施。厳選された9人の負債総額は、驚異の1億2,270万円にのぼる。年内のCDデビューが決定しているが、大久保いわく、「枕営業もOK」とのこと。
「ルネッサ〜ンス!」で一世風靡した、髭男爵・山田ルイ53世。彼がプロデュースするアイドルユニットは、まどもあ54世。男爵の娘というセールスポイントなだけに、衣装は西洋貴族。社交界から庶民の元に舞い降りた4人組だ。
今年10月、『まどもあHere we go!』でデビューしたばかりで、先の2組とは異なる正統派。
ほかにも、2700のネット番組『抜け駆け!女塾』から、女塾オールスターズが誕生。現役タレント12名が、奮闘している。
はたして、彼・彼女たちの未来はいかに−−。(伊藤由華)