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舛添降ろし加速! 橋下徹が「都知事候補」筆頭に躍り出た(1)

 家族旅行代に政治資金を使うなど税金へのたかりっぷりが明らかとなった舛添要一東京都知事が、もはや火だるま状態だ。5月13日の記者会見で「一部返金する。説明責任は果たした」と開き直ると、都には1万件を超す苦情電話が殺到。最大与党、都議会自民党も“舛添降ろし”の腹を固め、6月1日からの都議会本会議は大荒れ必至だ。そんな中、橋下徹前大阪市長(おおさか維新の会法律政策顧問)が、虎視眈々とポスト舛添を狙い始めたと囁かれ始めている。

 「もう政治は卒業」と宣言し、大阪市長を降りたばかりの橋下氏が今度は都知事!? そんな無節操なことはあるはずがない−−。そう思う読者も多いはず。しかし、舛添氏の疑惑が週刊文春により報じられ、批判の声が一気に高まり始めた11日前後から、おおさか維新の周辺が俄かに動きが慌ただしくなったのは事実。
 その裏事情を在阪記者がこう説明する。
 「どうやら、馬場伸幸幹事長とその周辺が、舛添氏の辞任は必至と見て都知事選があると想定。橋下氏出馬への準備と説得に向け、急ピッチで動きだしている」

 背景には、おおさか維新が抱える悩みが大きく反映している。
 全国紙記者が解説する。
 「昨年11月、橋下氏の辞任を受けての大阪市長選で、おおさか維新が推した吉村洋文氏が約60万票を獲得。自公の推す柳本顕氏を20万票近く離しブッチギリで当選した。しかし、いまだスター不在で、どうにも党勢が伸びないのです」

 NHKの世論調査(5月9日)でも、自民党37%、民進党8.2%、公明党3.7%、共産党4.1%に対し、おおさか維新はわずか1.3%。
 「おおさか維新は2月に夏の参院選に向け選挙区3人、比例区6人の候補を擁立し、さらに随時、公認候補を増やしていくつもりだった。ところが、その試金石ともなる4月末投開票の宮崎謙介氏の辞任に伴う京都3区補欠選挙で森夏枝氏を擁立したが、民進党の泉健太氏に4万票も差をつけられ敗北。これに松井一郎大阪府知事や馬場幹事長は、なんとか打開策の仕掛けをしないと維新は崩壊すると、慌てふためいた」(同)

 その仕掛けの一つが、河村たかし名古屋市長との連携だ。
 「松井知事は名古屋での支持基盤拡大のため、河村氏が率いる減税日本と、おおさか維新の合流を持ち掛けた。ところが河村氏から、名古屋は“名古屋”好きが多いので『おおさか維新』の党名では無理と、ソデにされたのです」(前出・在阪記者)

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