何より強調できるのは今回と同じ舞台で行われた丹沢Sの勝ちっぷりだ。最後尾から一気の差し切りV。芝並みの上がり3F35秒5の切れ味もさることながら、2100m2分8秒4の勝ち時計も出色だ。このときの斤量が52kg。それまで定量戦で勝ちあぐねていたことを踏まえると、典型的なハンデキャップホースとの見方もでき、さらに1kg減の恩恵を受けるここは当時以上のパーフォーマンスが期待できる。
12着に終わった東海Sにしても、着差は0秒8。昇級戦で重賞、さらに脚質に合わない小回りの中京だったことを思えば悲観する内容ではない。
クラス2戦目+前出・丹沢Sでコンビを組んだ吉田豊騎手に手が戻ったここは絶好の狙い目だ。