また、同日にアップされた「週刊文春デジタル」の報道によると、大沢は現在舞台出演のためロンドンに住んでおり、2016年から約2年間、芸能活動を休止していたことを公表した。大沢によると、「仕事の話を聞くだけで苦しくなってしまう時期もあった」と言い、俳優業そのものに対してノイローゼに近い状態であった過去も告白していた。
ドラマ『JIN-仁-』(TBS系)など数々のヒット作で主演を務めてきた、売れっ子俳優の大沢が2年間もの長きの間、芸能活動を休止していたことに関し、世間では「そういえば姿を見なかった」「活動休止していたことに気がつかなった」との声は多くかった。ほか意外な反応を示したのが「ニコニコ動画」ユーザーの一部若者たちで、大沢に関しては「ずっと現役だと思っていた」との声が強かったという。
大沢がニコニコ動画ユーザーの間で注目されているのには訳がある。
実は今から7年ほど前の2011年。大沢は、とある出来事がきっかけでニコニコ動画で「一大ブーム」を引き起こし、大沢をネタにしたMAD映像などが今でもよく投稿されている存在だという。そのため、休業していたことに気がつかなかったユーザーは非常に多かったという。ネット文化に詳しいライター氏はこう語る。
「ニコニコ動画上で大沢さんが人気を博している理由は、2011年に大沢さんがCM出演していたネスカフェのホームページのあるサービスが原因です。当時、ネスカフェは、ホームページで『大沢さんの声で入力した文字を朗読してくれる』というコンテンツを発表していました。入力する文字のNGワード規制は緩かったため、ネットでは珍文や怪文を大沢さんの声で朗読させるという事が密かなブームになりました。そのため一時期、インターネット上では大沢さん関連のおもしろ動画が大量にアップされ、今も続いているのです。大沢さんサイドが認知しているかはわかりませんが、テレビをあまり見てないネット世代にも、大沢さんの知名度が比較的高いのはそのせいかもしれません」
まさに人に歴史あり……だ(?)